留学手続き/ビザ

修学ビザと滞在許可証

まずはじめに

イタリアで暮らしたい、学生として滞在しようと思い立ったら、まずはこちら。どんな手続きが必要なのか、何をするべきなのかを把握しましょう。そして、渡航前から帰国までのプランニング、情報収集も怠りなく。住む街や学校をじっくりと検討する為にも、少なくとも半年前から準備を始めたいものです。

ここではスタンダードなケース(*)を例に、修学ビザと滞在許可証の取得方法から学校入学、滞在中の+α、帰国までの流れを、ポイントを押さえながら順にご案内していきます。

* イタリア語習得を目的とし、一般私立学校に通い語学留学生として1年間滞在 記事作成2013年8月現在

日本国籍を持つものがイタリアで学生として、90日を超えて滞在する為には、修学ビザと滞在許可証の取得が必須です。90日以内なら、学生として滞在する場合でも、修学ビザおよび滞在許可証の取得は特に必要ありません。

ポイント1:修学ビザと滞在許可証はべつもの。

修学ビザと滞在許可書

修学ビザとは、勉強を目的に、日本を出国し、イタリアでの入国審査をする為の必要書類で、日本で取得するものです。一方の滞在許可証は、イタリア入国後8日以内に管轄の警察で手続きをし取得するものです。修学ビザを保持していても、イタリアでの滞在を認められたわけではない事に、注意が必要です。

滞在許可証は大きく分けて就業と修学の2種類があります。

修学ビザの有効期間について

修学ビザの有効期間は、発給の翌日から起算して3か月間とされています。原則として、1回の入国に限り有効であり、発給の翌日から起算して3か月以内に入国する必要があります。

少し紛らわしいのですが、例えば、1年の滞在を前提にビザを取得したとします。そのビザには有効期間が記載されますが、これは、修学ビザ自体の効力を示す有効期間ではありません。また、イタリアに滞在を保証する期間を示しているわけでもないことに注意しましょう。

ポイント2:イタリア滞在可能期間は、取得する滞在許可書の有効期限に従います。

ポイント3:滞在許可書の有効期限内にイタリア、及びシェンゲン加盟地域を離れなくてはいけません。

修学ビザ

ビザの申請は留学生本人が、在日イタリア大使館(もしくは総領事館)で申請します。ビザの発行には日数がかかります。(発行まで1-2週間、過去には2ヶ月ほどかかった例もあります。)

申請用紙は在日イタリア大使館または在大阪イタリア総領事館で入手します。またインターネットでダウンロード、ファックスまたは郵送で送ってもらうことも出来ます。

必要書類について

(在日イタリア大使館サイトより ビザの項目参照)

リストは主な提出書類ですが、度々必要な書類内容が変更されたり、指定提出書類の内容が東京と大阪では異なりますので、申請前に必ず東京の在日イタリア大使館領事部または在大阪総領事館までご確認ください。

  • ● ビザ申請書(ビサ申請書Dタイプ)
    パスポート用に撮影した写真貼付
  • ● パスポートとそのコピー
    パスポートは帰国予定日より数えて90日以上の有効期間が必要
    写真が張ってあるページをコピー
  • ● 住民票
    未成年や保証人の関係で家族の記載が必要の場合もあり
  • ● 海外傷害保険の契約書/保険会社の保険証 オリジナルとコピー
    イタリア語訳してあるもの
    全滞在期間を通して医療費が完全にまかなわれている事。(医療費の項目は無制限に)
  • ● 生活費を保証する書類など
    滞在中に就業が必要なく滞在中の生活費などを賄う留学資金を証明するもの。以下の全て、または一部を用意

    • ※本人名義の預貯金口座の通帳とそのコピー、または留学資金提供者の預貯金口座の通帳とそのコピー、実印印鑑登録証明書
      所定の保証書、 保証人の実印証明
    • ※奨学金を支給される旨の証明書および、もしくは本人もしくは家族の銀行口座の残高証明書、または過去六ヶ月間の銀行預金通帳のコピーとオリジナルを一部ずつ。
  • ● 帰りの航空券、あるいは帰国に必要な資金があることを示す資料 http://www.esteri.it/visti/sussistenza.html
  • ● 住居に関するいずれかの証明書
    (賃貸契約書、または、家主からの受入れ承諾書(承諾書)、または、受け入れ先学校の住居提供証明書)
  • ● 入学許可証 オリジナルとコピー
    規定の内容が記載されるべきである事に注意
    過去に修学ビザを取得した事がある場合、過去に取得したビザで通った全ての学校の修了書・出席証明書の原本も用意する事)

    • ※入学許可証には、滞在期間、受講授業時間数(週20時間以上/月間最低80時間)、受講料が支払い済みであることが記載されていないといけない。
    • ※入学許可証は、学校のレターヘッドの入った用箋で発行されたもので、それを発行した者の判読可能な署名があるものでないといけない
  • ● 学校のイタリア政府の公認校の証明
    入学する学校(私立学校の場合)がイタリア政府の公認校(教育監督局の認可を受けていることを証明する書類、または学校の経営母体である会社の商工会議所の直近の登記簿謄本)オリジナルとコピー
    そのような公式記録がない場合は、商工会議所もしくはStatuto della Scuolaへの登録証明書を提出してもよい。
    教育監督局の認可を受けていることを証明する書類、または学校の経営母体である会社の商工会議所の直近の登記簿謄本

  • ● 母国での学歴証明

  

ビザの申請

ビザ申請時における注意点

揃えた必要書類を、間違いや不足が無いかよく確認した後、管轄のイタリア大使館領事部または在大阪イタリア総領事館に提出します。申請は本人が行う必要があります。郵送や代理人での提出は出来ません。書類が不足していたりすると、受け付けてもらえず、帰らざるをえなくなります。特に遠方から提出しに行かれる方は、ご注意下さい。

※18歳未満の方は、保護者同伴で申請します。詳しくは、イタリア大使館および領事館にお問い合わせ下さい。

修業ビザの受取り

ビザを受け取る時の注意点

直接イタリア大使館または領事館へ取りに行きます。受取日は申請の際に指示されるか、後日電話で連絡があります。取りに行けない場合は、郵送してもらうことも出来ます。郵送を希望の場合は、申請の際に窓口でその旨を伝え、指示に従ってください。

ポイント4:証明印を確認しよう!

入学許可証等のオリジナルには大使館、または領事館の判が捺されます。この判がないとイタリアで滞在許可証を申請する際に許可されませんので、必ず日本を出発する前に確認しておいて下さい。

イタリア入国後 – 滞在許可証

一番大事な滞在許可書

イタリアで90日を超えて滞在する為にはイタリア入国後、8日以内に管轄の警察で滞在許可証を申請する必要があります。滞在許可証の申請は、郵便局から所定の書類(kit)を送り最初の手続を行います。滞在許可証の延長は、同学校・同コース等という特定の場合のみで、許可が下りないケースも多々ありますので注意が必要です。日本に帰国しビザを取り直し、再度渡伊という事も考えられますが、シェンゲン協定による滞在総日数の関係も考慮しなくてはなりません。

滞在許可書の申請

滞在許可書の申請は、Kitと呼ばれる申請書と封筒のセットを入手するところから。
申請書に必要事項を記入し、必要書類を揃え、このKitの封筒に入れて郵便局から送り手続きをします。

- 必要書類 -

  • ● 申請書
  • ● パスポートコピー
  • ● ビザの部分のコピー
  • ● 最近撮影した写真
  • ● 手続き費用 € 16,00
  • ● 申請料金 € 80 〜 € 200. 郵便局で清算

*就業ビザ取得の際に用意した全ての書類オリジナルとコピーは念のためイタリアに持参しておきましょう。

シェンゲン協定

シェンゲン協定は加盟国相互の通行自由化と手続き簡素化を目的とした共通滞在協定。加盟地域内全ての滞在日数が累積カウントされ、日本人の場合は、加盟地域内での査証免除滞在が<6ケ月以内90日間>に制限されます。

*サイトより引用

日本国籍を持つものは、イタリアを含むシェンゲン加盟国に90日間ビザなしで滞在できるとされています。注意が必要なのは、各国にそれぞれ90日ではなく、加盟国、加盟地域全体において6ケ月という期間内に累積滞在日数が90日までとなります。滞在延長は原則的に不可。90日を超える場合は滞在する国の滞在許可証が必要となります。

再入国について

累積滞在日数が「6ケ月内90日」を満了している場合は、いずれのシェンゲン加盟国においても、最初の入国日から6ケ月を経ていないと再入国はできません。シェンゲン加盟地域外にいる事を前提に、最初の入国日から6ケ月が経過した時点で、累積滞在日数はリセットされます。

シェンゲン査証

シェンゲン加盟国内に6ケ月間まで滞在できる<シェンゲン査証>もありますが、原則的に査証免除対象外の国民向けです。日本はビザ免除協定に調印していますので、日本国籍を持つものは対象外です。特別な理由が認められない限り申請が受け付けられないのが一般的です。また査証免除の滞在期間を満了している場合は却下されます。

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